中年HSP記
エンパス型HSP(Highly Sensitive Person)でHSS(High Sensation Seeking)な中年男の自省録。※自虐ネタなのでHSPやエンパスに否定的な表現もありますが、HSP全体のことではなく、私個人の事ですのでご容赦ください。
一年振りの更新です
おひさしぶりです。

一年以上ブログをお休みしていました。

一昨年の末、知人がHSPの本を書くので、その挿絵マンガを描かないかとお誘いがありました。

それで昨年はその作業にかかりきりでブログを更新しませんでした。

先日、その本が出版されました。中の4コマ漫画を私が描いています(表紙のイラストは違います)。
敏感すぎて困っている自分の対処法敏感すぎて困っている自分の対処法
(2015/01/31)
苑田 純子

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内容としては…突然スピリチュアルな現象に悩まされ始めた女性が“なぜ?”と苦しむ中、様々な文献や人との出会いを通じて自分が生まれつき感受性の高い人間…HSP(Highly Sensitive Person)と気づき、対処法を模索する。…といったものです。

広くHSPの性質を取り上げたというようりは、霊感に目覚めてしまったり霊媒体質に悩む人に対してHSPという観点から説明するという趣旨の本です。

そんな状況に悩む方は機会があったら読んでみてください。
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[2015/02/06 20:27] | 共感する本など | トラックバック(0) | コメント(14) |
モザイク (幻冬舎文庫)
モザイク (幻冬舎文庫)モザイク (幻冬舎文庫)
(2003/04)
田口 ランディ

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『コンセント』『アンテナ』『モザイク』が三部作と言われているので、一通り読んでみました。

hspやエンパスに一番関連が深いのはやはり『コンセント』だと思います。『アンテナ』は性とかシャーマニックな癒しの話しではありますが、それ程hspやエンパスに比重が高い訳でもないと思います(脇役では出てきますが…)。

『モザイク』はディープでダークな、美しくないスピリチュアルの世界が描かれていたように思います。

主人公の女性は訓練され(古武術の達人)、社会的にも有能なhspのようなのですが、あまりにも有能でしっかりしているので、現実の、というよりヒーロー化されたhspという感じがしました。それよりも準主役の少年(正也)の方にhspやエンパスのリアリズムを感じます。

hspやエンパスは、何とか社会に踏みとどまろうとする人と、どっぷり“向こうの世界”に引き寄せられる人がいるように思います。これは後者の少年(正也)を巡る物語です。

普通の人からは頭のおかしい子、スピリチュアル的にはインディゴ チルドレンと言われる引きこもりの少年、正也が失踪し、主人公が正也を探すという展開です。

私はインディゴ チルドレンの事はよく分かりませんが、正也はエンパスの器質を持ち、ひどい巫病と思春期の不安定さに陥った少年という感じがしました。

正也は非hspにはただ思春期で錯乱した子供に見えるかもしれません。でもhspやエンパスが読むと、彼は犯罪者傾向もあり好きにはなれないかもしれませんが、少々身につまされると思います。

正也の

(そうだよ、ミミ、俺はすべて見た。だけど、だからといって何をしていいのかわからない。この世界でどうやって生きていいのかわからない。俺は究極のバカだ)

というセリフがとても切なく感じました。hspやエンパスの見る世界は、社会的な有用性に結びつきにくい…。大人ならそれなりに二つの世界を葛藤を感じながらも同時に生きていくのでしょうが、やはり少年には荷が重いのでしょう。

小説は一応、希望を感じさせる終わり方でしたが、これが現実だったらこの少年はこれからどうやって生きていくんだろうと、同じような体質を持ったおじさんは憂いを感じてしまいました。もしあるならば、本当の解決はこの話の先にあるんだろうなとも思いました。

最近、ブログで書いた『整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)』の気的過敏体質者の特徴が割りとそのまんま書かれていました。この本から発想を得たと思われる世界観も描かれていました。

hspやエンパスで今、社会から隔絶された気持ちに深く沈みこんでいる方には共感が得られる小説かもしれません。


[2013/05/01 09:38] | 共感する本など | トラックバック(0) | コメント(2) |
整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)
整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)
(2007/06)
片山 洋次郎

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整体師という立場から“気”的な交流と、社会的な環境変化が及ぼす身体への影響などを気的なエネルギーの視点で書いた本です。

前半は特に整体的な説明が多く、興味がないと面白くありません。

しかし終わりの方で“過敏体癖”という名前でhspやエンパスの人々のことを、著者独自の視点で書いてあり、興味深かったです。おそらくこの著者はhspやエンパスのことは知らず、整体師としての体験と著者自身が共鳴しやすい体質だったことから独自に研究されたようです。

非常に博識な方で、社会学、哲学、心理学、生理学、物理学…などが随所にちりばめられ、なかなか読みづらいのですが、大言壮語ではなく、真摯な語り口に好感がもてました。

hspやエンパスを気的なエネルギーや身体でとらえた切り口が新鮮で、hspやエンパスを日本人が独自にとらえた本として面白かったです。過敏体癖の人は表面的には社会の役に立ってないように見えるけれども、実は社会的な共鳴の中心であり、大切な役割を担っているというようなことが書かれていました。過敏体癖の章を抜粋したブログを見つけましたので、ここにリンクさせていただきます。

私が気に入った章を長いのですが、引用します。

 「悟り」と「現実」社会

 胸椎5番の働きの過敏な人はあらゆる情報に過敏に反応するが、誰にも邪魔されない環境で、独りでボーッとしていられれば、情報が入ってきてもすぐに発散してしまうので自然にバランスがとれている。なかには小学校に通っていたころの記憶が全くないという人もいる。発散してしまえば記憶自体が残らないわけで、それだけ素直な状態でいられたということなのだ。
 そういう“幸せ”な状態はなかなかないわけで、社会の中で周りのあらゆる情報にさらされているだけで(側に人がいるだけでも、その人の感情の動きや体調などが情報として伝わる)疲れやすいので、大変なのだ。
 過敏体質の人は幼児のような存在であるが、積極的に評価すれば、共鳴しやすい間合いをとる能力があり、何事にもくつつき過ぎもせず、無欲無心に近い「悟り」の境地に近い所にいるようなものなのだが、実際はあらゆる周りの影響を受けやすく不安定である。常に自己が集団から浮いている感じがし、自己の居場所がない感じがする。それゆえに逆に社会に適応する努力を過剰にしやすくもあり、ファッションなどにも過敏に反応しやすくもある。
 このように、本来「悟り」の心性=「空」の状態に近い人が必ずしもそうは見えにくいのであって、逆に自己に執着の強い人が「悟り」にも執着して頑張って修行するのである。「悟り」にもともと近い人は、逆に「俗」社会に合わせるのに必死なのである。
 逆にいえば、モノの役に立たない人はこのような資質があるともいえる。有能な人というのは、執着心や欲をより多くもっている人でなければならない。そのような人が「現実」社会を支えている。たゆまぬ努力によって、何かを作り上げてゆくということも大事なことではある。だがそれは少なくとも評価されるからマシというものではないか。それを支えている、その反対の部分がなぜ評価されないのだろうか。簡単なことなのだがムズカシイらしい。
 禅にも十牛図というのがあって、本当の「悟り」に到達した人は俗世間にあって全然偉くも何とも見えないことになっている。でもそういう人を見つけたという話を聞かないのはどういうことだろう。そういう人はどこでも一人や二人は見つかるわけだから、そういう人をみつけて崇めなくてもよいから、大事にするだけでも社会の気の流れ、人と人の関係はずいぶんとよくなると思うのだ。
(「整体。共鳴から始まる」片山洋次郎より)

全体と共鳴しあう生き方の方がむしろ自然であり、特定の対象(身近な仕事や人間関係など)だけに深く関わる生き方はむしろ狭くて特殊であるというようなことが書かれてあり、何だか救われたような気がしました。過敏体癖について書かれているのは、全体からすればそれ程多くないのですが、著者自身が過敏体癖であるために、ものの見方に共感できる部分が多かったです。

内容がまとまっている訳ではなく、読みやすくもないのですが、読み終わった後どういう訳か目からウロコが落ちたような気持ちになった本です。
[2013/04/10 13:01] | 共感する本など | トラックバック(0) | コメント(4) |
コンセント (幻冬舎文庫)
コンセント (幻冬舎文庫)コンセント (幻冬舎文庫)
(2001/12)
田口 ランディ

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この小説の中にはhspとかエンパスという言葉はひとつも出てこないのですが、まごうことなきhsp&エンパスについて書かれた小説だと思います。エンターテイメント仕立てではない分、非常に濃厚にhsp&エンパスの問題が描かれています。主人公は兄の死後に臭い(特に病気の臭い)に敏感になった女性で、他人の感情の影響を受けるので『感情が嫌い』と言っています。主人公は一般的なhspらしい温厚な性格ではなく、結構キツくて行動的なのですが、そこは小説なので仕方ないと思います。自分がhspやエンパスだという自覚がある方にはとても胸に迫る小説です。

死者が見えたり、変性意識になったりとスピリチュアルな要素もありますが、荒唐無稽ではなくリアリティがあります。

物語中、琴線に触れる文章がいくつかありました。

「主婦の仕事ってね、あれは修行なのよ」(中略)掃除、洗濯、育児、介護、植物の世話、そういう行為はすべて大切な修行で、その修行を通して人は「御霊送り」をすることができるようになるのだそうだ(P204)

これは私が半主夫なので嬉しかったです(まあそんなに大したことはしてませんが…)。

「最近はユタが神懸かりになり、荒れ狂ったような状態になることを受け入れない人々が増えてきました(中略)私たちは神懸かりにならずに神と繋がる方法を知りません。でも、あなたは知ってるようです。(中略)新しい自然が生み出した新しい巫女です。…(P284)」

何となくhspやエンパスを示唆するような言葉だと思いました。

「よく覚えておきなさい。大切なのは場所です。場所を探してそこに行けばいいのです。正しい場所に立てば人は必ず正しい行いをするのです」(P286)

よく分からないのですけど、いいことを言ってるような気がしました。

セクシャルなシーンが多いのですが、それがイヤではなければ是非おすすめします。残念ながら絶版状態ですが、図書館には置いてあると思いますのでどうぞ。
[2013/04/03 14:56] | 共感する本など | トラックバック(0) | コメント(0) |
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
(1996/04/18)
貴志 祐介

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『エンパス 小説』で検索したら、この本が見つかりました。いまのところ和書でエンパスが出てくる小説はこれ以外見つかっていません。この本以外にエンパスが出てくる小説をご存知の方がいたら教えてください。

この小説はエンパスの女性が主人公のホラーです。多重人格、幽体離脱、憑依などスピリチュアルな話題も出てきます。

私はあまりホラーは好きじゃないんですが、神経を逆撫でするようなえげつないシーンは特にないと思います。主人公のエンパシー能力が凄すぎる感がありますが、エンターテイメントとしてまあまあ面白かったです。確か映画化もされていたと思いますが、映画の方が恐い感じです。

小説の中にエンパシーを抑制する塩酸クロルプロマジンという薬が出てきました。現実に効果があるのかは分かりませんが、エンパシーが脳の一部の機能亢進によっておきるなら、エンパシーを抑える薬があってもいいのかもと思いました。
[2013/02/22 12:13] | 共感する本など | トラックバック(0) | コメント(0) |
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