中年HSP記
エンパス型HSP(Highly Sensitive Person)でHSS(High Sensation Seeking)な中年男の自省録。※自虐ネタなのでHSPやエンパスに否定的な表現もありますが、HSP全体のことではなく、私個人の事ですのでご容赦ください。
HSPの愛情は博愛?


私はひとりでいることが好きです。

ひとりで映画を見る事も、ひとりで外食することも全く平気です。

しかし誰かが集団に溶け込めずに、ひとりでいると構いたくなります。

その人がかわいそうだから…ではないかもしれません。
だって例え相手が好きじゃないタイプの人だったとしても気になるからです。

性格が優しいんじゃありません。
寂しくて仲間を作ろうとしているのでもありません。

たぶん仲間外れがいる“状態”が落ち着かないのだと思います。

ほとんど衝動的な気持ちです。

HSPは困っている人や集団に溶け込めずに寂しそうな人を見ると、本能的に構いたくなる性質なのでしょうか?

振り返れば子どもの頃から転校生とか、一人でいる子どもにばかり声を掛けていました。

別にその子に特別の関心がある訳ではないのですが、周囲となじめない子がいると構いたくなるのです。

自分だって浮いた存在なのに…。

高校生くらいになると男子(わたしは男子校でした)でもグループの棲み分けがすすみ、なかなかひとりでいる人を周りに溶け込ますということができなくなってきます。ただ修学旅行のグループを作る時は、他にグループに入れず、あぶれた人を集めてグループを作っていました。
 
この変な性質のお陰でひとりぼっちの人と友達になることは得意でした。
…しかし、本来の「友達づきあい」は全く苦手なのです。
そもそも私自身は友達がいなくても全然平気という淡白な性格です。

それにひとりぼっちの人が周りに溶け込んでくれれば、私の衝動もおさまってしまいます。

周囲の人からみたら、きっと優しいんだか冷たいんだかワケのわからない人に見えるかもしれません。

確かに心から友達を求めることもなく、人としてどこか欠けているんじゃないかという気持ちが今でもあります…。
[2017/09/28 22:29] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(20) |
ちょっとだけお知らせです(関西圏の方へ)。
ABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」で9月6日(水)午前8時20分~30分のあいだに『敏感にもほどがある』をご紹介くださるようです。

…ただ関西圏の放送なので私は聴けません。

放送を受信できる地域の方で、ご興味のある方は聴いてみてください<(_ _)>

[2017/09/04 15:51] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(0) |
勝手に想像力が働いてしまう


右脳優位のHSPはちょっとした刺激で想像がふくらんでしまいます。

だから人の話を聞いていると勝手に想像力が働いてしまい、気づくと相手の話についていっていない事があります。

学生時代からそうです。
授業中、気になることを言われるとあれこれ考えを巡らしてしまい、気付いたときには先生の話が全くわからなくなっていました。

知人のHSP、Yさんも、授業中「水は100度で水蒸気になる・・・」と先生が言ったとき「100度じゃなくても自然に蒸発するのは何でだろう?」と思ってしまい、ずっとその事を考えていたら気付いた時には先生の話が進んでしまっていたと言ってました。

私もそういう事がよくあるので、身につまされました。

こういうことは読書をしていてもあります。

本を読みながら違うことを考えてしまい、目だけは文字を追っているのに内容が頭に入らず、後ろに戻って読み直すことが…。

読書なら読み直せるのですが、映画館では最悪です。想像力のせいで肝心なシーンやセリフを見逃してしまうと話の流れが見えなくなります。映画は巻き戻せないし。

そんな訳で、人の話を聞いていていても完全に話の筋を見失うことが時々あります。特に長い話では…。

でも…。

HSPの「空気を読む力」で何となく
「ちゃんと聞いていた」ふうな態度をとれてしまいます。
また私が常に感受性を向けているせいか、相手も私がきちんと聞いていると誤解しています…。

ごめんなさい。話を聞かずに全く違うことを考えていました。

たまに聞いてなかったことがバレると、とても気まずいです…。
[2017/08/08 16:07] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(11) |
他人との距離がつかめない人


HSPは、他人との距離感―心理的な間合いとでもいうのでしょうか―がつかみにくいようです。

普通、人は他人との間合いを自然に調整しています。HSPの場合、人の気持ちに無自覚に共感してしまうので、自分を意識的に保とうとしないと、相手の気持ちに同化してしまいます。

油断していると、自動的に相手にシンクロしてしまい、自分でコントロールするのが難しいのです。相手の気持ちでいっぱいになり、自分の気持ちや考えが分からなくなってしまいます。

そうなると健全な人との交流ではなく、一人の気持ちや思いが、二人の間をグルグル巡る歪んだ関係になってしまいます。

ブログに、

ふたりでいる時は思考が半分に、
百人といると百分の一になる。
ひとりの時だけ自分に戻れる。

とHSPの方からコメントをいただいたことがあります。本当にそうです。

HSPは共感力が高ので、大勢の人といると自分を見失ってしまいます。感情や体調、考えなどが自分のものなのか人のものなのか分からず、他人の気持ちに客観的でいられません。まるで風邪をうつされ、相手と同じ症状が出るような感じ。

これが結構しんどいんです。

私は他人との距離に気を遣います。人との距離は遠すぎても近すぎても問題があります。仲間と離れすぎると寒い、近すぎると痛いという「やまあらしのジレンマ」はHSPの多くが持つ悩みではないでしょうか。

磁石が引き合うのと同じで、人間関係もある距離まで近づくと急に磁力が働きます。そうなると磁力に縛られて、抜け出せなくなります。

人間関係の磁力に縛られたHSPは、相手と行動を共にするだけではありません。感情も体調も、時には運命まで共有させられてしまいます。

だから人との距離が気になるのです。

他人との距離感がつかめないというのは、距離感がないからではありません。

人一倍人間の磁力に吸い付けられやすい、高い感受性を持っているからです。

一度吸いつけられてしまうと、自力で脱出するのがとても難しいと分かっていますし。そうならないように磁力が働くか働かないかの微妙なところで、人間関係を保とうとします。

この微妙な距離感を保つのも結構大変なんです。ちょっと油断すると相手に吸い寄せられたり、逆に疎遠になり過ぎたりするから。

[2017/07/02 19:56] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(13) |
犬型社会に暮らすネコ
「敏感にもほどがある」は約1年かけて書きましたが、最初の原稿は出版される本よりもたくさん漫画と文章がありました。

しかし
「気楽に読めるHSP本にしよう」
という編集長の意向で、重い内容、小難しい内容はバッサバッサと切り取られ、大分ライトな本になりました。

ただせっかく書いたものが葬られるのは悲しいので、切られた内容をブログに転載しようと思います。

名づけて
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」
です。



○イヌ型社会とネコ型HSP
HSPは社会の中でつらい立場にあります。何が問題なのでしょう? ちょっと空想的な社会観を書かせてください。
社会を動物の群れに例えると、人の社会はイヌ型のような気がします。群れで生活し、序列がきっちりしているからです。イヌは元々集団生活するものなので、社会生活に適しています。

HSPはネコ型です(余談ですがネットのプロフィール画像に猫の写真を使っているHSPはとても多いです。猫の次に多いのは月の写真)。ネコにも群れはあるそうですが、お互いの姿が見えないように距離を保つなど、集団の中でも単独行動をします。

群れも家族や血縁など、小さい集団です。ネコにも縄張りや上下関係はあるものの、だいたいは争いを避けるためにやっていることです。イヌ型社会では、集団の中で自分のポジションを築くことが自立です。ですから自分がどの立場にいるかがとても大事です。立場が上の者にはすすんで恭順しますが、下の者には頭を下げさせます。階級を越境する行為は厳罰ものです。イヌのポジションは上か下かが大事だからです。

これはイヌ批判ではありません。イヌはポジションによって安心感を得ます。イヌにとっては低いポジションをあてがわれることよりも、自分のポジションがはっきりしないことの方がつらいのです。

一方ネコは緊密な集団生活は苦手です。
社会の結束が弱く、立場よりも自分のテリトリーが大切なのは自由や孤独を好み他人との衝突や緊張関係を回避するためです。ネコにもポジションはありますが、上下関係ではなく、自分が快適に過ごせて、自由に行動できる権利としてのポジションです。高い地位が必ずしも居心地のいいものではないので、上下関係はあまり気にしませんが、快適なテリトリーを侵されると激しく攻撃します。

HSPはイヌ型社会に暮らすネコのようなものだと思います。

イヌ型社会でネコが居場所を得るのは、難しそうです。かりにイヌ型社会でいいポジションを得られたとしても、ネコにとっては不自由で堅苦しく、気苦労の多い環境でしょう。本当はイヌが大事にする集団内の立場だって、案外儚いものかもしれません。イヌもよく泣いたり、悩んだりしているから。イヌはその儚さを忘れるために頑張っているような気さえしてしまいます。

ネコには無理です。
ポジションを獲得するのに、とてもそこまで頑張れません。

空想的な話はここまでにして…。

実際、非HSPは集団の中の権威や地位といった立場を、とても気にするように思えます。

HSPも社会の一員なので、立場は考えますが、それが重荷になる事もあります。出世して管理職になるより、専門職のままでいたいというタイプです。HSPは人を管理するのが苦手だし、好きでもないことが多いです。HSPは感受性が高いのですが、高い地位を望むような社会的な感覚は、鈍いのかもしれません。

HSPの感受性は変化や動き、それも些細で微妙なものに向けられます。ムードとか生理的な変化とか、気やエネルギーのようなものです。立場に執着しない事を「無欲な人」的に良く見られることもありますが、「扱いづらい人」として面倒臭がられることもあります。

非HSPにとっても、
「自分は当然、このような扱いを受けるはずだ」
という態度は鼻持ちならないのですが、同時に理解はしやすいのです。逆に立場に無欲なHSPはしばしば、
「いい人だけど、どう接していいか分からない」
と評価されます。

HSPもひっそりと存在してればいいのですが、間違って目立ってしまったり、強い影響力を持ってしまうと、非HSPの階層組織を混乱させることがあり、「組織の序列や権威をかき乱す、空気の読めない迷惑なやつ」(HSPと非HSPでは読む「空気」が違うので。)と憎まれる事があります。

HSPの行動が不可解なので、宇宙人に侵略されたような不安にかられるのかもしれません。HSPは、非HSPの社会に合わせられない悩みと、適応したらしたで自分の生理に合わない、という悩みの板ばさみになることがあるのです。
[2017/06/22 14:53] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(8) |
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Author:渾敦(こんとん)
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