中年HSP記
エンパス型HSP(Highly Sensitive Person)でHSS(High Sensation Seeking)な中年男の自省録。※自虐ネタなのでHSPやエンパスに否定的な表現もありますが、HSP全体のことではなく、私個人の事ですのでご容赦ください。
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」9


会話をしていて返事をしてもらえないことがあります。

妻だけではなく、こども達からのノーリアクションも。

家族のような親しい間柄でそうなりがちです。

「聞こえてる…?」
とたずねると

「聞こえてるよ」
…って。

話は聞こえているし、了解しているのだから返事は必要ない…どうやらそんな感じです。

ぎゃくに私が返答に窮していると、
「ねえ! 聞いてる!? 何とか言ったら!!!」
と怒られます。

人には返事をしてもらえず、しかしこちらは素早い返事を要求され…。

一体、それって?

聞き取りづらい声でボソボソと喋られることもあります。

相手が話しかけているのか、独り言を言っているのかよくわかりません。コミュニケーションをとるのが面倒臭いのでしょうか。

何かイヤな感じです。

それ程大したことと思えない事柄で、急に怒鳴られることも…。

「なんで怒ってるの?」
と聞いても

「別に怒ってないよ!」
と。

ああ…クラクラしてきた。

ただし妻も子ども達も、職場や自分の友人達に対してはそういう態度をとりません。

本当にワケが分からない…。

コミュニケーションの基本的なところで、何故かしばしばないがしろにされる感がハンパない。

私は家族に対して特別下手に出ているわけではありません。

しかし、いつの間にかぞんざいな扱いをされます。

ただ…家族に特殊な思惑があってワザとそうしているようには感じません。

故意でも悪意でもなく、ついそうしてしまうようです。

どうもHSPは相手の〝地〟の気持ちを引き出しやすい。
そこでつい思慮を欠いた言動や態度が表れてしまうのかもしれません。

もともと非HSPは、われわれが想像するよりも他人との間に上下関係を作りたがるものなのかもしれません。

無意識にというか自然にというか…たえず上下関係の感覚を持ち続けているみたいです。
しかし家庭の外ではうまくオブラートにくるんで生活しています。

それが家庭内のHSPに対してはまったく配慮を欠く始末です。

もしかすると彼らはHSPのことを
「上下関係がわからない変わり者」
「だから何言ってもいい人」
とでも思っているでしょうか?

人や社会に対するスタンスがHSPと非HSPでは根底から違うんじゃないか…そんな気がしてきました。

HSPの場合、相当ガミガミ文句を言わないと、人としての尊厳を軽んじられてしまいそうです。

私は文句が言えないので、この境遇に甘んじていますが…。


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[2017/08/15 23:00] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(0) |
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」8
○勝手に想像力が働いてしまう


右脳優位のHSPはちょっとした刺激で想像がふくらんでしまいます。

だから人の話を聞いていると勝手に想像力が働いてしまい、気づくと相手の話についていっていない事があります。

学生時代からそうです。
授業中、気になることを言われるとあれこれ考えを巡らしてしまい、気付いたときには先生の話が全くわからなくなっていました。

知人のHSP、Yさんも、授業中「水は100度で水蒸気になる・・・」と先生が言ったとき「100度じゃなくても自然に蒸発するのは何でだろう?」と思ってしまい、ずっとその事を考えていたら気付いた時には先生の話が進んでしまっていたと言ってました。

私もそういう事がよくあるので、身につまされました。

こういうことは読書をしていてもあります。

本を読みながら違うことを考えてしまい、目だけは文字を追っているのに内容が頭に入らず、後ろに戻って読み直すことが…。

読書なら読み直せるのですが、映画館では最悪です。想像力のせいで肝心なシーンやセリフを見逃してしまうと話の流れが見えなくなります。映画は巻き戻せないし。

そんな訳で、人の話を聞いていていても完全に話の筋を見失うことが時々あります。特に長い話では…。

でも…。

HSPの「空気を読む力」で何となく
「ちゃんと聞いていた」ふうな態度をとれてしまいます。
また私が常に感受性を向けているせいか、相手も私がきちんと聞いていると誤解しています…。

ごめんなさい。話を聞かずに全く違うことを考えていました。

たまに聞いてなかったことがバレると、とても気まずいです…。
[2017/08/08 16:07] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(6) |
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」7
○認められることについて


周りの人達に認められたいと思うことがあります。

過去の不甲斐ない自分から脱却するために「何者か」になりたい。

低い自己評価に悩まなくてすむように…何より自分で自分を認められるようになりたい。

HSPの多くが低い自己評価をいだいているような気がします。
多分それはこれまで社会の中でとても肩身の狭い思いを重ねてきたからではないでしょうか?

HSPには頭のいい方が多く、特別な職能を持っている方もいます。
私がお会いしたHSPは何か特異な能力の持ち主ばかりでした。

しかし自信満々のHSPには会ったことがありません。
みなどこか〝ダメな自分〟という思いを抱えています。

ところで私はサラリーマンの頃、仕事を頑張って周囲から認められたことがあります。

…ただ、実際に周囲から認められた時、なぜか意外なほど嬉しくありませんでした。

「こんな状況全然のぞんでいなかった」
と呆然としていました。

アーロン博士は最初の本が世間に認められ世界中を講演することになった時は、とてもうれしく誇らしかったそうです。

しかし、次第にそのことが非常に苦痛になったと著書で書いています。

きっと世の中に認知されるということが、自分の思っていたしあわせな状況とは全然違ったのだと思います。

非HSPが望む成功はHSPにとって心地よいものではない、ということです。

それじゃあHSPは何に向かってがんばればいいのでしょうか?

人から賞賛されたいのではなく、偉くなりたいのでもない。
いい立場と引き換えに、ねたみをかったり、絶えず人と競争するなどまっぴらです。

尊厳を持った人間として普通に扱ってもらいたい。おかしなところもあるけれど、そういうタイプの人間だと大らかに受け容れて欲しい。

きっと、それだけで十分しあわせなんだと思います。
[2017/08/03 23:09] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(14) |
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」6
会社勤め


もう30年も昔の話。初めて就職した時のことです。

就職する前から不安はありました。

子どもの頃から集団生活が苦手。特にいじめられた事もなく、友達もいたのですが、なぜか集団生活になじめなかったのです。

教室にいると何か変な疲れ方をします。他の子ども達はどうして教室が苦にならないのかが不思議でした。

小・中・高・大学と進学してもこの状況は変わりませんでした。いつも
「今日は何曜日だからあと何日いけば休みだ…」
とばかり考えていました。

でも、何とか気を紛らわせながら通いました。

そして会社に入社する年齢になりました。

ところで世間知らずな私はウブな期待を持っていました。

会社というのは真面目に仕事をして…
きちんとした大人の態度で人に接しさえすれば…
もしかすると学校よりも変な気疲れをせずにやっていけるのではないか…
何しろ周りは分別のある大人ばかりなんだから…と。

しかし、すぐに間違っていることを思い知りました。

私の就職先は職人気質の人が多く、ピリピリした気難しいムードでいっぱいの職場でした。

妙に威張っていて、お客さんからの電話応対さえも横柄でした(私は電話応対が良かったのでお客さんからよく指名されました。HSPはなかなか横柄な態度はとれませんよね)。

たえず誰かが怒っていて、意地悪な感情と言葉が飛び交っていました。

こんな空気を作っている人達も、その中に居られる人達も信じられなかった。

職場に〝居る〟というただそれだけで異常なほどのエネルギーを消耗しました。神経は張り詰め、体の芯が重くなり、気持の悪い疲れ方をしました。

怒っている人の感情、怒られている人の感情、それを見ている人たちの感情が全て当事者のように自分の身体に感じてしまいます。

私の神経は自分の体から飛び出して、その職場全体に蜘蛛の巣みたいに張り巡らされていました。

まるでその部屋全体に自分の身体がふくれあがったように。

実は、私はHSPの真面目さと、見たものをマネできる器用さで、できる新人として周囲からは扱われていました。

でも、それはうわべだけのことです。本当は何とか仕事を取り繕うのが精一杯で、自分が何をやっているのかほとんど理解できませんでした。

仕事に没頭することで、広がった感覚を収束して自分の中に閉じこもりたい…のですが、問題が起きるまで待機する閑職だったためそれもままなりません。

たまに仕事が来ると夢中で作業するのであっという間に終わってしまいます。どんな単純作業でもいいから、気を紛らわす仕事が欲しかった。

職場の目に見えない刺激にさらされて、そこに居るだけで頭がパンパンで。何とかヘマをしないように…それしか考えられない。

閉塞され、たくさんの感情で張り詰めている職場(しかも毎日行かなければならない)というものが希望の持てない牢獄…ただ自分が消耗して朽ち果てていく場所のように感じられました。

入社して一年もたたないうちに、、
「いつ辞めよう…」
「何て言ってやめよう…」
そればかり考えていました。
[2017/07/29 18:05] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(8) |
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」5
いつの間にか仲介役に


ああ、まずい。この流れは…

と感じながら私は揉め事の間に立たされています。分かっていました、こうなることは。

目の前で誰かが喧嘩しているとします。

そういった刺激に敏感なHSPは当然、そのギスギスしたやりとりに感受性を働かせてしまいます。

いえ、何も感受性を向けたい訳ではないのです。しかしHSPの生理として嫌でも注意がそこに行ってしまうのです。

喧嘩をしている当事者達からすると、まるで私がその口論に関心を寄せているように感じるみたいです。私がどんなに無関心を装っていても無駄です。

人間に備わった戦いの本能が「こいつはこの争いに利用できる」ととらえます。恐るべき能力です。

しかも私は普段、自己主張しない人間と思われています。
争いに巻き込んでも文句は言わないだろうと判断が働いているハズです。

以前、家のリフォームを巡って業者と家の家族の間に感情的なトラブルがありました。
その際、家族から
「なんでこういう風に言わないんだ!?」
とか、
「それじゃあ、今度はこれを言ってきて!」
みたいに責められ、神経がボロボロになりました。

確かにその業者は不誠実なのですが、交渉の矢面に立たされた上に、押しの弱さを家族に責め立てられ、家族に対しても人間不信に陥りそうでした。

仲介役を私に頼みやすいのでしょうが、私には相手を論じ伏せるような交渉は全く向きません。

たとえ、
「お願い! あなたしか頼めないの!」
と言われても、結局はその人の盾にされるのがオチです。

まあ盾にはなるでしょうけど、矛にまではなれませんよ、私は。

自分かわいさから他人を遠隔操作したい人は鉄人28号でも操縦すればいいのに。

確かにHSPにはこじれた人間関係の潤滑油としての資質があると思います。
双方の気持を理解し、何が問題なのかを直感的に探り当てます。双方のわだかまりを和らげ、例え擬似的であっても関係を取り繕うことが得意です。

まあそれが擬似的である点が限界かもしれませんが。

本当に仲良くなるのならやはり当事者同士が多少衝突してでも関係を築かないとダメです。

しかし仲介役って本当に大変です。自分を滅して関係者に気配りしなければなりません。果たして自分がやっていることは生産的なのかと疑問に思うこともあります。

このような苦役をしいられているのに大抵は「ありがとう」でも「ごくろうさま」でもありません。
やって当然、不備があれば何やってんだって・・・本当に伝書鳩あつかいです。

結局、不本意ながら仲介役に堕するのは、周囲の人たちが揉めるのを見るのが嫌だからです。自分の周りは平和であってほしいのです。

自分勝手な人たちのお世話が好きなわけではありません。

それにしても仲介役をやっていていつも思うのは
「つまらない事でよくそんなに怒れるよな…」
です。
[2017/07/22 23:35] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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渾敦(こんとん)

Author:渾敦(こんとん)
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でHSS
(highly sensation seeking)
な中年男です。

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