中年HSP記
エンパス型HSP(Highly Sensitive Person)でHSS(High Sensation Seeking)な中年男の自省録。※自虐ネタなのでHSPやエンパスに否定的な表現もありますが、HSP全体のことではなく、私個人の事ですのでご容赦ください。
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」1
「敏感にもほどがある」は約1年かけて書きましたが、最初の原稿は出版される本よりもたくさん漫画と文章がありました。

しかし
「気楽に読めるHSP本にしよう」
という編集長の意向で、重い内容、小難しい内容はバッサバッサと切り取られ、大分ライトな本になりました。

ただせっかく書いたものが葬られるのは悲しいので、切られた内容をブログに転載しようと思います。

名づけて
ザ ダークサイド オブ 「敏感にもほどがある」
です。



○イヌ型社会とネコ型HSP
HSPは社会の中でつらい立場にあります。何が問題なのでしょう? ちょっと空想的な社会観を書かせてください。
社会を動物の群れに例えると、人の社会はイヌ型のような気がします。群れで生活し、序列がきっちりしているからです。イヌは元々集団生活するものなので、社会生活に適しています。

HSPはネコ型です(余談ですがネットのプロフィール画像に猫の写真を使っているHSPはとても多いです。猫の次に多いのは月の写真)。ネコにも群れはあるそうですが、お互いの姿が見えないように距離をなど、集団の中でも単独行動をします。

群れも家族や血縁など、小さい集団です。ネコにも縄張りや上下関係はあるものの、だいたいは争いを避けるためにやっていることです。イヌ型社会では、集団の中で自分のポジションを築くことが自立です。ですから自分がどの立場にいるかがとても大事です。立場が上の者にはすすんで恭順しますが、下の者には頭を下げさせます。階級を越境する行為は厳罰ものです。イヌのポジションは上か下かが大事だからです。

これはイヌ批判ではありません。イヌはポジションによって安心感を得ます。イヌにとっては低いポジションをあてがわれることよりも、自分のポジションがはっきりしないことの方がつらいのです。

一方ネコは緊密な集団生活は苦手です。
社会の結束が弱く、立場よりも自分のテリトリーが大切なのは自由や孤独を好み他人との衝突や緊張関係を回避するためです。ネコにもポジションはありますが、上下関係ではなく、自分が快適に過ごせて、自由に行動できる権利としてのポジションです。高い地位が必ずしも居心地のいいものではないので、上下関係はあまり気にしませんが、快適なテリトリーを侵されると激しく攻撃します。

HSPはイヌ型社会に暮らすネコのようなものだと思います。

イヌ型社会でネコが居場所を得るのは、難しそうです。かりにイヌ型社会でいいポジションを得られたとしても、ネコにとっては不自由で堅苦しく、気苦労の多い環境でしょう。本当はイヌが大事にする集団内の立場だって、案外儚いものかもしれません。イヌもよく泣いたり、悩んだりしているから。イヌはその儚さを忘れるために頑張っているような気さえしてしまいます。

ネコには無理です。
ポジションを獲得するのに、とてもそこまで頑張れません。

空想的な話はここまでにして…。

実際、非HSPは集団の中の権威や地位といった立場を、とても気にするように思えます。

HSPも社会の一員なので、立場は考えますが、それが重荷になる事もあります。出世して管理職になるより、専門職のままでいたいというタイプです。HSPは人を管理するのが苦手だし、好きでもないことが多いです。HSPは感受性が高いのですが、高い地位を望むような社会的な感覚は、鈍いのかもしれません。

HSPの感受性は変化や動き、それも些細で微妙なものに向けられます。ムードとか生理的な変化とか、気やエネルギーのようなものです。立場に執着しない事を「無欲な人」的に良く見られることもありますが、「扱いづらい人」として面倒臭がられることもあります。

非HSPにとっても、
「自分は当然、このような扱いを受けるはずだ」
という態度は鼻持ちならないのですが、同時に理解はしやすいのです。逆に立場に無欲なHSPはしばしば、
「いい人だけど、どう接していいか分からない」
と評価されます。

HSPもひっそりと存在してればいいのですが、間違って目立ってしまったり、強い影響力を持ってしまうと、非HSPの階層組織を混乱させることがあり、「組織の序列や権威をかき乱す、空気の読めない迷惑なやつ」(HSPと非HSPでは読む「空気」が違うので。)と憎まれる事があります。

HSPの行動が不可解なので、宇宙人に侵略されたような不安にかられるのかもしれません。HSPは、非HSPの社会に合わせられない悩みと、適応したらしたで自分の生理に合わない、という悩みの板ばさみになることがあるのです。
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[2017/06/22 14:53] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(8) |
自著の宣伝させてください
一昨年の7月、ブログを長期に休止して、本の原稿を作っていました。

本当は昨年の秋に出版されるはずでした。しかし出版社の事情で保留に、しかも連絡もプッツリ途絶えて…。

もう出版されないかなぁ~(T.T )と正直あきらめていたのですが…今月末に急きょ出版されることになりました。
昨日、印刷所に最終データを渡したので、恐らく出版されるはず(長く待たされたので心配です)。

一時は
「もうお蔵入りだぁ! ボツなんだぁ! 自費出版するか!?」
と、少々クサっていたのですが、前著の苑田さんや退社された当時の編集者の温かいお言葉に気持ちを支えられて来ました。
またこのひと月、ブックデザイナーや出版社の営業や印刷所の方が何とか売れる本にしようと頑張ってくださり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。みなさん、ありがとうございます。

内容は…HSP的な日常を書いた4コマ漫画&エッセイです。
(巻頭30ページはカラーです(^.^) )

マンガも文もブログの編集ではなく新たに書きおこしました(2つ位はブログのマンガも入っていますが…)。

学術的な話ではなく、私の実感から考えるHSP観をつづっています。
情けない話ばかり書いている脱力系の本かも。

気楽に読めるHSPの本として楽しんでもらいたいです。
お気が向きましたらご注文ください<(_ _)>

そして、アマゾンのレビューでは絶賛のステマを…というのはウソです。正直な感想をお願いします。何を言われても受け止める覚悟です(゚ペ;)

[2017/06/17 12:04] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(10) |
押しボタン信号機
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小心者過ぎて情けなくなるのですが、押しボタン信号機のボタンを押すのに躊躇することがあります。

誰も横断する人がいない時。

自分一人のために交通を止めていいのだろうかと思ってしまうから…。

バスとかトラックなど、仕事している車を止めるのは気がひけます。
特にバスが見えると、通り過ぎるのを待ってボタンを押したりします。運転手が時間を気にしているんじゃないかと思って…。

自分が日頃、社会参加していないので余計後ろめたくなるのでしょうか。
もし外でバリバリ働いていたら、押しボタンくらいなんの気兼ねも無く押せるのかもしれません。

自分のために人を動かすのが何か悪い気がして。
そんなHSPは人一倍罪悪感が強いといわれます。

信号のボタンくらい押したってドライバーも
「あっ、オレの前で信号、赤にしやがって!」
とは思わないハズですが。

誰か一緒に横断しないかなぁ…ねえ、横断しようよぉ…。

情けないなぁ。そこまで周りを気にするか!

…ただ横断歩道を渡ろうとしている他の人を見かけると、
得意気にボタンを押しますけどね!

自動で変わる信号機の方へ回った方がいいのかも…。
[2017/05/25 11:55] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(2) |
エンパスパイ18

映画のカンフーシーンで時々不思議に思うのは、倒れている相手にとどめをささずに主人公が背中を向けてしまうことです。
だいたい悪者はピストルなどの飛び道具を隠し持っていて、背中を向けた主人公に反撃します。一枚上手です。

しかし主人公は悪党の反撃をかわし、怒りもあらわにようやくとどめをさします。あれはきっと悪者の反撃を予測して自分の見せ場を演出しているですね。だから主人公の方がもう一枚上手です。

きっとそのまま悪者が反撃もせずに息絶えてしまったら、身勝手な主人公は
「おい、どうした! しっかりしろ! こんなところで死んじゃダメだろ!」
と彼は悪者を介抱してマヌケなことに。

これは映画の話で、弱った相手は再起不能になるまでとことん責めるのが現実ってものです。

敵に情けをかけるなんておバカさん。
…でも、HSPはやってしまうんです。

キライな人、腹立たしい人でも下手に出られたり、弱っている姿を見ると日頃の恨みつらみを忘れてかわいそうになり、つい許していい顔をしてしまう。

相手もこちらの様子をみて行動しているんでしょうね。こちらが弱味に付けこむような人間なら恐らく下手にはでないはず。

だからなかなか面倒な人間関係を断ち切れません。すぐに仲直りさせられてしまいます。

私も時々自分のお人好しさ加減に、
「なんてマヌケなんだオレは…」
と思うことがあります。

DV被害から抜け出せないHSPも、このワナにはまっているのかもしれません。

情に流されない訓練をしなければ…。
[2017/05/13 08:20] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(8) |
カフェメリッサに行きました
カフェメリッサに行きました

久し振りに、戸塚で開催されているHSP交流会「カフェ・メリッサ」に参加しました。

2年前に行った時は3~5名の参加者だったのですが、今回18人ものHSPが集まっていました。新記録だそうです。会場に入った瞬間、気おされました。

男性は7~8名、HSSも4~5人。

ただ、こんな大人数なのに、すぐに抵抗無く入っていけました。

面白いですね。18人もいるのに妙にまとまりがいいんです。HSPといっても性格的にはいろんな方がいます。積極的に発言する方、おとなしくて無口な方…。

しかし誰一人壁を作って他人を遠ざけるムードの人はいません。社会性が高いHSPばかり集まったのでしょうか?そんなことはありません。実際、社会不安障害を自認している方もいました。

自分とはタイプの違う人を仲間外れにする、という意識がカケラもないのはHSPのすばらしい性質ですね。

また職業も、超大手IT会社の社員、学生さん、主婦、ソーシャルワーカー、薬剤師、経理、アーティスト、フリーのマッサージ師、パートタイマなど。年齢は20代~50代までと様々でしたが、社会的な立場の相違に無頓着、あるいは鈍いHSPには全く気にならないようです。

非HSPの集まりだと、相手の社会的な立場を尊重しなければならないムードがありますけど。

それよりも場のムードや個々の人の気分、言葉の意図に注意が向きます。18人がみんなそうってある意味壮観です。

非HSPがいたら、異常な空気の集団だと感じるかもしれません。

この会場では、お互いに言葉以前のムードでコミュニケーションしていたような気がします。

といっても気を遣い合って疲れるということはありません。

いつもだと余計な気を回したあげく、周囲に理解されずに疲れるのですが、ここでは誰もが瞬時にこちらの意図を汲み取って反応してくれます。この以心伝心的なコミュニケーションがあまりにもスムーズなので、気疲れするどころか元気になり、私もいつになく饒舌になりました。

また、他のみなさんも結構たくさん話してくれました。

HSPが内向的と言われるのは、単に非HSPが多い社会の中でコミュニケーションに余計なエネルギーを使わなければならないからだと思います。ありのままの自分でコミュニケーションできる環境では、HSPは結構おしゃべりです。

また、今回多くの方からお話を聴いて、HSPのいろんな生き方を見た気がします。

多くの場合、HSPはその気質から来る苦労の他に、それぞれが何か人生の重荷を背負っているような気がしました。HSPは苦労するために生まれてきたのかと感じるほどです。言葉にはしませんが、みんな何かに耐えているようでした。

他のHSPと会うと、悩んでいるのは自分だけじゃない…というか、まさに自分と同じように悩んでいる人達を目の前にして不思議な気持ちになります。

このような交流の場を作ってくださったカフェ・メリッサの主催者ヨーコさんに感謝です。
[2017/05/06 17:57] | 4コマ漫画 | トラックバック(0) | コメント(4) |
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